陣痛タクシーの運転、初めのうちは、親子を無事に病院まで送り届けられるのか不安に思っていました。
しかし、入社後に受ける助産師による講習で少し自信がついてきました。

実際に陣痛タクシーを運転した時に、当初の不安を忘れるものだと実感しました。赤ちゃんと一緒にがんばろうとしているお母さんの姿を見ると、何より親子を安全に送り届けることが自分の使命だという自覚が芽生え、緊張が一切なくなりました。

陣痛タクシーは、都内の妊婦の約5人に1人が登録するなど、多くの方に利用されています。
特に心がけているのは、赤ちゃんが苦しくないように深呼吸できるような車内の環境作りです。例え、乗車客が人生の中で一回しか利用されなくても、新しい命の誕生をお迎えするお手伝いができるのは、私にとって大変名誉なことです。

今は、働きながら社会に貢献できる喜びを実感し、充実した日々を送っています。
タクシードライバーは男性が多い職場と思われがちですが、女性も沢山活躍しています。
更衣室など女性専用のスペースがあり、営業前や、帰ってきてからもリラックスできます。

産休や育休が取れて復帰もしやすい環境です。
育休明けの社員は、簡単な事務仕事から少しずつ身体を慣らして復帰していくことができます。
子育ても仕事も、長く働いて輝いていたいですね。